塗装料金について

塗り替え工事を依頼するさいに
一番気になるのが価格、料金だと思います。

そんな価格・料金に関することについて
出来るだけ詳しく簡単に説明していきたいと思います。

例えば

  • どうして施工業者によって金額が違うの?
  • 見積り価格や項目・数量の違いはなに?
  • 適正な工事料金って?
    などなど、色々な疑問はあると思います。

なのでまずは
施工業者がどのようにして塗装工事料金を決めているのか
を説明していきます。

工事料金を一律に出来ない難しさ

例えば何社かの塗装業者に見積りを依頼したのだけど・・・

  • 全て違う見積り内容や料金で比較しにくい!
  • 大体似たような内容なのだけどその違いが分かり難い!

などといった疑問が沢山出てくるかと思います。
それにはいくつかの要因があります。

  1. 建物・既存塗膜状態によるもの
  2. 塗装仕様と施工工法によるもの
  3. 会社の形態によるもの

大きく分けるとこれら3つ要因があります。

1.建物・既存塗膜の状態によるもの

建物には大きく分けて木造と鉄鋼造(鉄骨、鉄筋造)の二種類の構造のものがあります。
この構造によって建物の下地材や仕上げ材の劣化の種類が違ってきます。

構造下地材仕上げ材
木造ラスモルタル
ALCボード
塗装塗膜
(吹付タイルなど)
サイディングボード工場塗装など
鉄鋼造ALCボード
コンクリート
塗装塗膜(吹付タイルなど)
スチール・アルミ
ガルバニウム
ペンキ・焼付け塗装など

戸建住宅の場合の多くは木造で建てられています。
外壁材にはラスモルタルやALCボード・サイディングなどの色々な種類のものがあります。

この外壁材の種類によってまず、下地調整や補修方法が変わってきます。
また、面調整剤や下塗材もその外壁材の種類によって選ばなくてはなりません。

そしてその外壁材の上に施工されている仕上材(塗膜)によっても
塗装仕様(下塗)の選定も違ってきます。

建物・既存塗膜の違い

  • 構造の違いによって→外壁材(下地材)の種類が違ってくる
       
  • 外壁材の種類によって下地調整や補修方法が変わる
       
  • 同じように面調整材や下塗材も変わる
       
  • 最後に全ての状態を把握して最後の仕上げ材を選定する

2.塗装仕様と施工工法によるもの

塗装工事と言っても塗料には様々な種類のものがあります。
また施工の工法にも塗装工事には色々なやり方があります。

例えば

女性がお化粧をするように家も塗り替えというお化粧をします。
そのお化粧の仕方が各自違ったり、使う道具が違うように

塗装工事でも使う塗料の種類や施工する箇所によって
施工方法が違ってきます。

外壁塗装に使う塗料の場合

下塗の種類下塗の工法上塗の種類上塗の工法
シーラー類ウールローラー
エアレス
水性シリコン系ウールローラー
エアレス
微弾性フィラーウールローラー
砂骨ローラー
吹付け
水性シリコン系ウールローラー
エアレス

工程によって使う塗料が変わり施工の仕方もその現場にあった工法を選んで行います。

3.会社の形態

塗装工事業者にも工事を直接自社で施工する業者と
工事を一括にして下請け業者に施工させる
二種類の会社形態があります。

この会社の形態、しいては施工体制の違いによって
利益率や価格設定に大きな違い
出てきます。

例えば少し極端な例を挙げてみます。

①直接自社施工の場合

直接自社施工の場合

一般的な工事の場合は殆どがこのタイプだと思います。

ただ少し違うものが工事費用の内訳だと思います。
工事の中身もよく吟味する必要があります。

②一括下請業者の場合

一括下請業者の場合

少し大げさな感じもいたしますが、実は一番多いのがこのタイプの施工体制だったりします。
大手のハウスメーカーやリフォーム会社などはこのケースが多いと思います!

③直接自社施工(予算削減)の場合

直接自社施工(予算削減)の場合

塗装工事以外でも現在の経済不況の中、様々な業種でコスト削減・作業性の効率化などあらゆる努力がされています。
塗装業者も同様にコストの削減などを行っています。

④一括下請業者(予算削減)の場合

一括下請業者(予算削減)の場合

これが一番最悪なケースになります。
ただ、現在でも極稀に耳にするケースではあります。
特にお年寄りを狙っう場合が多いように感じます。

  
大きく分けたら以上の4タイプの会社形態になるかと思います。
④は特殊なケースとしても、①~③は良くある会社の形態だと思います。
一概にどの形態が良くてどの形態がダメと
決めるのは難しいとおもいますが
それでも①と③は戸建住宅を塗り替えするには
一番良い形態ではないでしょうか。

【ご注意】上記の価格比較は一例に過ぎません。
これらの違いは見積り(工程・工種・数量)によっても大きく変わる場合も御座います。
比べる対象となる見積りがある場合はその見積り内容によっても価格の上下発生いたします。
上記の比較はあくまでも全てにおいて同じ条件・内容で比べた場合のみの参考になります。


塗装工事料金の決められ方

長々と上記で述べてしまいましたがまとめてみると

  1. 建物・既存塗膜状態によるもの
  2. 塗装仕様と施工工法によるもの
  3. 会社の形態によるもの

以上の3つの要因があるということです。

[check]建物・既存塗膜の状態によって下地処理や下塗り材、そして仕上げ材が変わる。

[check]塗装仕様の選定によって施工工法が変わる。

[check]そして会社の形態にって価格の設定が変わってくる。

この事が塗装工事料金を決める為に必要不可欠な事です。
また、同様にこれらが塗装工事料金を決める上で難しく
分かり難くなっている要因とも言えます。

料金・価格を比較する場合

塗装工事の料金価格を比較する場合は上記で述べたとおり
3つの要素を把握した上で比べなくてはなりません。
なぜなら、工事の中身が異なるモノなのに
料金や価格だけで判断する事が出来ないからです。

そこで見積りを取り比較・検討する上での
注意事項や手順などを順を追って挙げて行きたいと思います。

塗装工事業者を探す

まず比較をする上で一番最初に行うのが
塗装業者などの工事施工店を探すことだと思います。

今このページ見ている方の殆どが
YahooGoogleなどの検索エンジンから
検索をしてご覧になっているかと思います。

同じように塗装業者を探す場合は検索エンジンから
検索をかけて探す方法が一番簡単で手軽な方法だと思います。

また少し違った探し方として
地元で配布されている電話帳なども有効な検索の一つとなります。
まだホームページは持っていないけど腕の良い職人さんは居るかもしれません。

見積りは同条件で

極稀に他社の見積りを渡されて
これよりも安くして下さい。
といった見積り依頼がありますが
あまりおススメ出来る比べ方ではありません。

まずは横一線にして、各社面倒でも別々に見積りを取りましょう。
後で色々な検討材料や比較の対象にもなります。

また、比較する上でより比べやすくする為に
上塗材(仕上げ材)の種類は決めておくと良いです。
    

例えば

下塗は適材でお願いします。
上塗は水性のシリコンとフッ素の塗料でお願いします。
あと、もう一プランはおススメの材料でお願いします。
(出来たら材料の指定をするのが一番良い方法です)

などと各業者に伝えておくと後で比較しやすいと思います。

各社の見積りを比べる

見積りを取った業者から見積り内容に関する説明や話を聞いて
分からない事や疑問点などは説明をしてもらいましょう。

この時の質問はとても重要です。

  • 建物の状態はどうだったのか?
  • 塗料の選定はどのように決めたのか?
    など何でも分からない事などは全て聞いておきましょう。
    プロなら何でも答えられる筈です!

目安となる価格

実は簡単に目安となる価格は存在します。
それは各塗料メーカーが出している
材工価格表や設計価格表がそれにあたります。

少し見て頂ければ分かると思いますが
塗料の種類や使用別の用途など
ある程度塗料の知識がないと分かり難いです。
でも塗料の知識さえある程度理解してしまえば
ご自身で積算することも可能だとも言えます。

上記の材工価格表には各社注意事項が必ず記載されています。
〔例えば〕
上記価格は300㎡以上を基準とします。
足場代・養生費・下地調整費・諸費用・消費税は含まれていません。
㎡あたりの塗料単価は、塗料代のみでシンナー代は含まれていません。
など8・9項目程度の注意事項が記載されています。
従ってある程度の大まかな目安くらいとしてご参考にされるのが良いかと思います。

もう少し具体的に各工種の単価の算出方法はブログにてご説明しております。
詳しく調べたい方などはご参考にして下さい!
また、○○坪○○万円はダメでは塗布量の計算方法などの説明がありますので
ご参考にしてみて下さい。

すみません。

最初に簡単に説明すると言いつつ
随分と長い文章になってしまい申し訳御座いません。
しかし、これでもまだ説明不足のところが多々御座います。
返してみればそれだけ説明しずらく
分かり難い事なのだと思います。
でも、これを読んで頂いた方が少しでも塗装料金・価格について
ご理解頂けていれば幸いに思います。