屋根塗装にあたり

屋根材には、様々な素材の物が使われています。

  • 日本に古くからある瓦屋根
  • 近年一番多く使われているスレート屋根
  • 一番軽量なトタン屋根や瓦棒屋根など
    様々な素材の物があります。
    塗り替えに際して重要なのは
    外壁同様に下地処理をいかに行うかですが
    屋根塗装では材質に合わせた仕様の選定もまた重要な要素の一つになります。

スレート屋根洋瓦屋根明スレート屋根

スレート屋根

スレート屋根の下地処理

スレート屋根は一般的にコロニアルやカラーベストなど商品名で呼ばれることが多く
下地処理としては最初に高圧洗浄にて汚れやコケ・カビを入念に除去します。
汚れの著しい箇所はワイヤーブラシなどを用いて除去しておきます。
当社ではスレート屋根の地処理には必ず高圧洗浄をしております。
手作業によるケレンでは完全にコケやカビなどを除去することが出来ないためです。
汚れや藻・コケ・カビなどが残っていると、密着不良で塗膜剥離などの大きな原因になるからです。
また修復可能なひび割れ箇所についてはシーリングなどを用いて補修し、修復不可能な箇所については撤去して、新しいものと交換します。

高圧洗浄高圧洗浄高圧洗浄

洗浄前                    洗浄後
屋根洗浄前屋根洗浄後洗浄後接写

スレート屋根 下塗

下塗材には弱溶剤(塗料用シンナーで希釈するもの)のシーラーを使います。
劣化の状況などによっては強溶剤(エポキシシンナーなど塗料用シンナー希釈以外)のシーラーを使い
状況に応じたシーラーの選択をします。
また近年では洋風屋根(モニエル瓦・シングルなど)などの屋根材も多くなっています。
この様な屋根材の場合は専用のシーラーやサフェーサーなど適切な使用を選定することが重要です。
また施工に際してはスレート屋根は劣化状態によりシーラーを1回以上施工する必要があります。
これは素材がシーラーを吸い込み、表面にシーラーとしての役目が出来ていない為に行います。
仕様書等にもこの様はことはきちんと記載されています。
ただ塗ればいいということではなく、状況に応じた施工が重要となります。

屋根下塗屋根下塗

スレート屋根 縁切り

下塗後乾燥してからタスペーサーを用いて縁切りを行います。
当社では全てのスレート屋根に対してタスペーサーを用いた縁切り作業をおこないます。
漏水事故にならないようにする為には必ず行わなくてはならない作業です。
また、次回以降の塗り替えの際にも最初にタスペーサーによる縁切り作業は重要で
一度張り付いてしまったスレート屋根は切り離す際に破損する恐れもありますので
必ずタスペーサーによる縁切りを行います。

タスペーサー取り付けタスペーサー取り付け

スレート屋根 上塗

上塗材には水性塗料や弱溶剤形(塗料用シンナー希釈)・強溶剤形・二液形などがあり
それぞれの塗料には特徴があります。
水性系は臭いが少なく、外壁とあわせてオール水性仕様を組むことができます。
溶剤系は付着性や耐候性にすぐれています。
この他にも太陽の熱を遮断して、室内温度の上昇を防ぎ光熱費を節約出来る塗料や
機能を加えた塗料などがあります。
近年ではシリコン樹脂が支流となり
外壁と合わせたオールシリコン仕様での施工が可能です。
また、フッ素樹脂塗料などの高級塗料も出てきています。
上塗材はほとんどの材料で、上塗材を二回塗るタイプのものになっていて
塗り重ね乾燥時間などが大きく違う場合なども在りますので
機能・性能などをちゃんと発揮させるには適切な施工が必要です。

屋根の中塗屋根の中塗屋根の上塗

スレート屋根塗装工事施工例

屋根高圧洗浄施工例 屋根塗装施工例


トタン屋根

トタン・瓦棒屋根の下地処理

トタンや瓦棒屋根は他の屋根材と違い薄くて軽く、自由に形状を変えられます。
その反面、太陽光など熱によって膨張・収縮を繰り返して塗膜の割れや剥離が起こりやすくなったり
度重なる塗替えで塗膜が厚くなりさらに割れや剥離が起こりやすくなります。
(トタン屋根や瓦棒屋根は通常4・5年で塗り替えとされています。)
下地処理の方法としては皮スキやスクレーパー・電動工具などを用いて
劣化塗膜を完全に除去していきます。
また錆の進行により腐食に至っている場合は専用テープなどを使い腐食箇所を補修していきます。
しかし度重なる塗り替え(5回以上)により塗膜が適用以上に厚くなっている場合は
旧塗膜を完全に除去(全面ケレン)する方法をお勧めしております。
塗り替えてもすぐに塗膜の割れや剥離が起こってしまっては余計な出費になってしまい
塗り替え本来の目的でもある保護にならない為です。
近年ではシリコンやフッ素など長期間メンテナンスを行わずに済む材料も多く出ています。
それらを踏まえて現状に一番あった仕様の選択が重要になってきます。

トタン・瓦棒屋根 下塗

下塗材にはエポキシ樹脂系の錆び止めを使います。
エポキシはこれまで多く使われていたシアナミド錆び止めより
防錆性に優れていて、付着強度にも大変優れています。
また種類も多く水性に始まり、弱溶剤系の一液形や二液形・二液形強溶剤まで大きく4種類あります。
当社では現状を把握した上で一番適した仕様選定をしています。

トタン・瓦棒屋根 上塗

上塗材は他の上塗材同様に水性から強溶剤まで様々な塗料があり
スレート屋根同様に遮熱機能などを持った様々な塗料があります。
重要なのは予算に合った最良の仕様選択をする事です。
周辺環境やメンテナンスサイクルなども考慮した仕様選定が重要です。